私が毎朝通勤で歩いて通り抜ける、鎌ヶ谷駅前の小さな公園に、今年も蝋梅が黄色の花を咲かせました。この公園、「道野辺本町公園」と呼ぶそうですが、滑り台と鉄棒があって隅っこにベンチが並べてあるくらいで、立ち木もまばらな無味簡素な児童公園に過ぎないのですが、ここになんとも気品のある香りと花を咲かせる蝋梅が植えられているです。背丈は３メートルくらいしかありませんが、近くに寄ると、半透明で質感のある黄色い花が咲いていて、かすかに甘い香りが漂います。花びらは裏側が見えるか見えないくらいの鈍い黄色で、まるで蝋のような感じです。だから蝋梅と名づけられたのでしょうが、植物学的には、梅とは別の品種のようです。いずれにしても、児童公園で蝋梅が楽しめる鎌ヶ谷市は素敵です。