公開日: 2020/11/02
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最終更新日:2020/11/02
映画「普通に死ぬ~いのちの自立~」を観て…
今日は、看護師の谷川と
この映画を観てきました。
重い障がいをもった我が子と地域で生きてゆくために
親の会を立ち上げ、行政を突き動かし、通所施設を立ち上げた
静岡県に住む親たちの自立への試みを5年にわたり記録した
ドキュメンタリー映画「普通に生きる~自立をめざして~」の続編です。
「普通に死ぬ~いのちの自立~」では
その後8年、親も子も年齢を重ねてゆくなかで
どうしたら生まれ育った地域で
普通に生き、死んでゆくことができるのか・・・。
と、厳しい現実を見つめています。
福祉に携わる者にいくつかの課題を突きつけるような映画で
「泣ける」より「考えさせられる」
シーンがたくさんありました。
「この子より1日でも長く生きたい」
と願う親。
「ほんとだね。わかるよ」
そう思ってしまう今の社会。
いやいや、
「親より子が先に死んじゃいけない」
「親より子が先に逝くのは親不孝だよ」
障害のある子の親にも
こんな言葉が普通にかけられる
社会じゃなきゃだめじゃない?
普通に生きること
普通に死ぬことの意味を
考えさせられる映画でした。
上映館は限られますが
機会があれば、ぜひご覧ください。